サイル学院高等部 学院長
松下 雅征 Matsushita Masayuki
早稲田大学政治経済学部卒業。やりたいことではなく偏差値で進路を選び後悔した経験から、在学中に受験相談サービスを立ち上げ。中高生からの相談数は7万件以上。卒業後は教育系上場企業とコンサルティング会社の才流で勤務。2022年、株式会社サイルビジネス学院を設立し、代表取締役に就任。一人ひとりが自分にあった進路を選べる社会を目指して「サイル学院高等部」を創立。著書「マンガと図解でわかる!13歳からの進路相談」(すばる舎)。1児の父。
ないよりあったほうがいいことは、世の中にたくさんあります。ですが、あなたにとって必要かどうかは、進路選択において何を大切にしたいか、という目的次第。
言い換えると、あなた自身の「進路選びの軸」次第です。この軸がないまま進路先だけを見ても、あなたにとって”いい”進路かどうかはわかりません。
進路の選択肢が増えるほど、自分にあった進路を選ぶことは難しい。これからは、進路の選択肢は増える時代。
働き方で言えば、これまでは「終身雇用」が一般的でしたが、いまは「転職」「独立」「副業」の選択肢をとる人もいます。大学入試で言えば、これまでは偏差値を試される「一般選抜」が主流でしたが、いまは「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」の割合も高まっています。
私は学生時代、やりたいことがあったにもかかわらず、偏差値で自分の進路を決めて、後悔した経験があります。まわりが進学するから、なんとなく進学。評判のいい会社だから、なんとなく就職。自分自身の「進路選びの軸」を持たずに、あるいは無視をして、進路を決めてしまうと、いつか後悔してしまうかもしれません。
自分の進路は、まわりの人たちと同じである必要はまったくありません。進路選びの軸は、人それぞれです。Web版「13歳からの進路相談」で紹介する動画や記事が、あなたが自分にあった進路を選ぶための一助になることができたら嬉しいです。