サイル学院の授業とは?カリキュラムの特徴や学び合いの仕組みを解説

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オンラインの授業って、どうやっているの?

授業中、先生とはどうやってコミュニケーションするの?

どんな教科書やツールを使うの?

サイル学院高等部での授業は、すべてオンラインで行われています。「なかなかイメージが湧かない」という方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、サイルの授業で使うカリキュラムや授業の仕組みをくわしくご紹介します。

 入学広報 川人

サイルでは、オンラインだからできる「新しい学び方」を実践しています。入学広報担当の川人(かわひと)がリポートします!

授業の特徴

サイルの授業は、5人1組程度のチームに1名の講師がついて行われます。少人数の授業で、みんなが考え、発言する。全員が参加できる授業なのです。

内容は主に、レクチャー(解説)のパートとディスカッション(議論)のパートに分かれています。

「なぜそれを学ぶのか」「ビジネスの中でどうつながるのか」など、学ぶ理由を授業のはじめに確認した上でレクチャー(解説)していくので、テーマが進むごとにつながりを意識しながら理解を深められます。

講師が一方的に話すのではなく、質問や声掛けを挟みつつ、生徒の理解度や納得度を確認しながら進行します。これも少人数制ならではのメリットです。

レクチャーのあとはみんなでディスカッションやワークをし、意見を出し合います。

ディスカッションによって、自分では気づかない視点や価値観を知る。他者との違いを感じることは自己成長につながります。

サイルの授業

また、授業を振り返る方法として3プレ(3分間でのプレゼン)や、Good&New(よかった点や新しい発見の共有)も取り入れています。

サイルビジネス学院の授業

「みんなで学び合う」ことを大切にし、客観的に自分と向き合う機会を増やすのが、サイルの授業の特徴ともいえます。

オンライン授業で使うツール

サイルのオンライン校舎は、Google Workspace(グーグルワークスペース)内。「授業」は、Google Workspace内にあるGoogle Meet(グーグルミート)というオンライン会議機能を使っています。

サイルビジネス学院授業で使うツール

▲画像出典:Google Workspaceラーニングセンターサイトより

Googleカレンダーで指定されたURLをクリックすれば、授業に入室できます。スケジュールはすべてカレンダーに入力されているので、自分で管理する必要はありません。

サイルビジネス学院授業

また、授業中の気づきは、GoogleChat内の「わいがやスレッド」と呼ばれるスレッドに全員で書き込みをします。

わいがやスレッドを使うことで、発表者以外も考え、発信し、授業を盛り上げるのです。ちなみにわいがやスレッドや授業の録画は、授業後の自主学習や学びを深めるために活用できます。

サイルのわいがやスレッド

▲ある日のわいがやスレッド。生徒、講師、学院長も一緒に会話しています。

ほかにも、一人一人がメモや思考を書き込む「脳内スペース」という場所も用意しています。授業後にメモとして自分が考えたことを書きこんだり、振り返りやブラッシュアップに使います。

生徒同士がお互いのスレッドを見に行き、新しい気付きを得られることもあるので、積極的にコメントし合うことを推奨しています。

グループワークやディスカッションを行う際は、Meet内のブレークアウトルームという機能を利用したり、オンライン上のホワイトボードとしてJambaord(ジャンボード)というアプリを使うこともあります。

授業ではさまざまな機能やツールを使いますが、ITツールに不慣れな方でも心配いりません。使い方は入学時にレクチャーがあり、説明資料はいつでも確認できるようになっています。

サイルの授業

▲入学時に行われるレクチャーの資料。ひとつひとつ説明があります

授業で使われるカリキュラム

サイルの授業は、「ビジネスの立ち上げ方」を学ぶカリキュラムです。

「そもそも何の問題を解決したいか」「どんなことを実現したいか」。ビジネスの根幹となる課題発見から解決までを、一気通貫で学びます。


サイルビジネス学院高等部

カリキュラムは、ビジネスの専門家や中高生指導歴10年以上の教員が一緒に作成しました。専門的な内容を高校生でもわかりやすいように編集しているため、事前知識や経験がなくても理解しやすい内容です。

サイルビジネス学院の授業

▲カリキュラムの一例


イノベーター理論(サイルビジネス学院高等部授業)

▲図解を多く使用し、難しい内容でも理解しやすい設計

「ビジネスの立ち上げ方」は、起業家や事業家の人にだけ必要なのでは?と思う方がいるかもしれません。でも、たとえ将来やりたいことが決まっていなくても、「ビジネスの立ち上げ方」は誰にでも役に立つ知識である、とサイルは考えています。

実際にサイル1期生には、「やりたいことは決まっていないけれど、ビジネスに興味がある」という学生もいます。そういう人でも、日々新しい気づきや学びがあり、楽しめるカリキュラムです。

授業のスケジュール

サイルは4学期制を採用しています。

入学して最初の1か月目は導入でツールの使い方や教科書の全体像を説明、2・3学期でビジネスメソッドの理解、4学期目で実際に活用できるように学んでいきます。

サイルビジネス学院の授業

また、2年目までにカリキュラムすべてを学び終え、3年目で実践できるように設計しています。

サイルビジネス学院授業

ちなみに授業があるのは、月・火・木・金の週4回。授業以外の時間は、高校卒業資格をとるためのレポートや起業のためのインプットなど、各自が学びたいことを自分のペースで学んでいます。

他にはない環境で、最良の学びを

「ビジネスは一部の起業家・事業家のもの」……本当にそうなのでしょうか?

起業しなくても、みなさんは社会に出ればなんらかの仕事をするはずです。仕事の中で起きる、さまざまな疑問や課題にどう答え、乗り越えていくのか。

どうやって仕事を選べばいい?

どうすればお客様の役にたつの?

社会のために、自分ができることはなんだろう。

サイルで学び、得られるのは、こうした問いに自分で答える力です。

高校生でも、けして早すぎることはありません。自分の人生を自分で選択するために、サイルで一緒に学んでみませんか。

(デザイン:垰本 千代、山本 香織、編集:安住 久美子)

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この記事を書いた人

川人 奈津子/Kawahito Natsuko

サイル学院 入学広報担当

入学前の生徒や保護者の相談にのったり、サイルのことを伝えたりしている。小学4年生の息子を育てる一児の母。リモートワークメインの仕事に切り替えたことをきっかけに、自宅の心地よい空間づくりを求めて、色々な方の素敵な生活を眺める日々。藤井風が好き。

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