
サイルの「脳内スペース」を解説!オンラインで友達と会話し、学び合える仕組みとは
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サイルでは、導入しているGoogle Workspace(グーグルワークスペース)内にある各種機能を使ってオンラインコミュニケーションを行っています。
GoogleChat(グーグルチャット)の中には、複数人でのチャットができる「スペース」という機能があり、ここがひとつのクラスです。
また「スペース」の中でもサイル独自の使い方をしているのが、「脳内スペース」と呼ばれる場所です。
脳内スペースには、授業のメモ、振り返り、趣味のこと、気づいたこと……どんなことを書きこんでもOK。自分の思考を、だだ漏れさせる場なのです。
入学広報 川人
オンラインの学校で、生徒たちはどうやって友達とおしゃべりしたり、一緒に学び合ったりしているのでしょうか。サイル独自のコミュニケーションに、入学広報担当の川人(かわひと)が迫ります! |
「脳内スペース」は自分の思考を開示する場所
サイル生は、入学したらそれぞれ「脳内スペース」を開設します。その名の通り自分の脳内を開放し、「個人の思考をダダ漏れさせる」のが目的です。
どんなことを投稿しても良いのですが、基本は学びと遊び(プライベート)で1日1投稿ずつ、何かしらの投稿をすることがルールです。
あさ会や授業中の気づきや学び、プライベートでは、例えば朝ごはんやおやつの写真。放課後のおでかけや風景など、いろいろなものが投稿されています。
脳内スペースによって加速するコミュニケーション
実は「脳内スペース」の仕組みを開発したのは、サイル学院高等部の運営会社であった株式会社才流(※)。
才流がこれを始めたのは、雑談のキッカケづくりと業務上の悩み解決に活用するためでした。
リモートワークメインの組織では、オフィスで働いているような雑談はなかなか生まれにくく、悩みがあっても相談しづらい状況が起きてしまいがちです。
思っていること、悩んでいることをとりあえず自身のチャンネルで発信すれば、誰かが反応し、手を差し伸べてくれる。それぞれのコミュニケーション能力に大きく依存せず、業務上の課題解決ができる仕組みとして有効だったのです。
サイル学院高等部は、オンラインの学校であり、リモートワークと似たような状況が想定されます。そこで、気軽に雑談し、相談できるきっかけを作るために、実績があるこの仕組みを取り入れたのです。
※サイル学院高等部は、株式会社才流の一事業としてスタートしました。その後分社化され、現在は株式会社サイル学院が運営しています。
サイル生の脳内スペースを見てみよう
入学広報 川人
生徒たちは実際にどんな投稿をしているのかな?実際の脳内スペースを見せてもらいました! |
▼授業の振り返り投稿。チームメンバーからのフィードバックで気付くことも多いそうです
▼生徒の居住地は全国。天気がまったく違う……なんてこともあります
▼授業後は部活動をしたり、おでかけしたり。アクティブに活動している生徒も
▼学院長も脳内スペースに頻出。先生とも気軽に会話できるのがいいところ
コミュニケーションの課題を仕組みで解決
学校生活の多くをオンライン上で過ごす環境だからこそ、サイルはコミュニケーションの仕組み化にこだわっています。
今回お伝えした「脳内スペース」は、自然とお互いの理解が深まることを狙いとしていますが、他にも生徒同士が一緒に学び合う仕組みをたくさん取り入れています。
「通学制の高校が当たり前」と考える人は、まだまだ多いかもしれません。でも、オンラインでも友達とおしゃべりできるし、一緒に学び合える場所があると知ってもらいたい。
学校選びに迷うみなさんの選択肢を少しでも広げることになればうれしいです。
サイルはこれからも、高校生活を存分に楽しめる環境づくりに継続して取り組んでいきます!
(デザイン:垰本 千代、山本 香織、編集:安住 久美子)