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通信制高校の末路は悲惨?卒業後4つの進路をデータを元に解説

記事を読むのにかかる時間 4分


「通信制高校に入ったら悲惨な末路が待っているって本当?」と不安を感じていませんか。

しかし、通信制高校に入ったからといって、必ずしも将来が悲惨になるわけではありません。

不安を解消するには、通信制高校を卒業した人たちがどんな進路を歩んでいるのかを知ることが大切です。

 通信制のサイル学院長

本記事では、データから「通信制高校の末路は悲惨なのか」を進路相談のプロ(書籍「13歳からの進路相談」著者)であり、通信制のサイル学院高等部 学院長の松下が解説します。

また、通信制高校の末路を悲惨にしない2つのコツも紹介します。ぜひ、参考にしてください。

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目次[非表示]

  1. 1.通信制高校の末路|4つの進路
  2. 2.通信制高校の末路を悲惨にしない2つのコツ
  3. 3.まとめ

通信制高校の末路|4つの進路

まずは通信制高校を卒業した生徒の進路について見てみましょう。

通信制高校を卒業した後(令和4年度間)

進路

進路の割合

就職者

19.5%

大学進学者

23.1%

専門学校・専修学校進学者

25.5%

それ以外

30.9%

出典:文部科学省「学校基本調査」(令和4年度)より割合を算出

同じ年度の全日・定時制高校のデータと比較しつつ、通信制卒業後の4つの進路を解説します。

就職

通信制と全日・定時制の卒業後の就職率を比較してみましょう。

就職率(令和4年度)
課程

就職者の割合

全日・定時制

15.7%

通信制

19.5%

就職率は、通信制高校のほうが全日・定時制高校より多いです。

ただし「就職は通信制高校のほうが有利」というわけでなく、通信制高校に入る生徒の方が卒業後に就職を目指す傾向が強いと考えることができます。

大学進学

通信制高校の卒業者の大学進学率は全日制に比べて低いです。

大学進学率(令和3年度)
課程

大学進学者の割合

全日・定時制

57.4%

通信制

23.1%

通信制高校の卒業生の就職率が高いことから分かるように、そもそも大学進学を目標にしていない人も少なくありません。

大学進学率が低い理由は「そもそも大学進学を目標にしていない人が在籍している」という通信制高校の特性によるものだと考えられます。

専門学校・専修学校

通信制高校を卒業した後の進路として、専門学校や専修学校に進学する人の割合は、全日・定時制より多いです。

専門学校・専修学校進学率(令和4年度)
課程

専門学校・専修学校への進学者の割合

全日・定時制

21.5%

通信制

25.5%

その他の進路

全日・定時・通信制高校のどの課程にも、就職も進学もしていない人(以降、「その他」と表記)が一定数います。

では、「その他」には、具体的にどのような進路が含まれるのでしょうか。

学校基本調査によると「外国の高等学校等に入学した者、家事手伝いなど」と記載されています。

上記に併せ、高校卒業後に進学・就職していない人に対する調査が「その他」の実態として参考になるため、下記に記載します。

check高校卒業後に進学・就職していない人に対するどのようなことに時間を多く使っているか」に対する回答(1,657人が対象)

  • 自分の好きなこと、趣味:36.3%
  • 家事:17.8%
  • 資格試験などの準備:9.3%
  • 就職活動:5.7%
  • その他:15.3%

出典:「高校生の進路についての調査」(東京大学大学院教育学研究科)

割合として、卒業後に就職・進学していない人のうち「自分の好きなこと、趣味」「家事」をしている人が多いことが分かります。

この点を踏まえ、「その他」の進路を歩む人の割合を課程別で比較すると、通信制高校の方が割合が多いです。

「その他」の割合比較(令和4年度)
課程

「その他」の割合

全日・定時制

4.4%

通信制

30.9%

さらに通信制高校の普通科と専門科を比較すると、普通科の卒業生の割合の方が多いです。

通信制普通科と専門科の「その他」の割合比較(令和4年度)

課程

「その他」の割合

普通科

31.4%

専門科

13.9%

なお、目標に向けて資格試験や就職活動、起業、留学に向けた準備などに取り組む人も「その他の進路」に分類されています。

このため、一概に「通信制高校を卒業すると、就職も進学もできない末路を迎える」わけではないという点に注意しましょう。

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通信制高校の末路を悲惨にしない2つのコツ

通信制高校を卒業した後の進路は、個人の努力次第です。

ここからは、悲惨な末路を迎えないための2つのコツを解説します。

コツ1. 自分に合った通信制高校を選ぶ

「全日制だから進路が保証されている」「通信制は悲惨な末路が待っている」など画一的に考えず、自身にあった学校選びをすることが大切です。

通信制高校を選ぶ際に注目したい点を紹介します。

オンライン学習

通信制高校の中には、充実したオンライン学習環境を提供している学校が少なくありません。

checkオンライン学習環境が充実した学校の例(サイル学院高等部)

  • 100%オンライン通学(全国どこからでも通学可能)
  • 少人数でのディスカッション形式の授業
  • 希望者だけが定期的に集まるオンライン雑談会

通学時間を他のやりたいことに充てられるので、時間を有効活用できます。

就職に有利なスキル

専門コースを設けて、全日制では学べないような専門教育を学べる通信制高校も多くあります。

高校卒業と同時に専門的な資格や経験を身につければ、夢に一歩近づくことができるでしょう。

check就職に有利なスキルを磨ける学校の例(飛鳥未来高校)

  • メイク、ネイル、アニメ・マンガ、ゲーム、クッキング、ミュージック、ファッション、ITプログラミング、医療事務、スポーツ、保育、ウエディング 他

大学進学に特化

充実した受験対策を受けられる通信制高校もあります。

私立の通信制高校の中には進学塾と提携していたり、指定校推薦枠を持っていたりする学校もあります。

check大学進学に特化した学校の例(サイル学院高等部)

  • 全国350校以上の指定校推薦

  • 4か国100校以上の海外大学協定校推薦

  • 個別指導塾のプロ講師による一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜対策

コツ2. 目標を決める・興味あることにあわせて行動する

通信制高校を卒業した後に悲惨な末路を迎えないためには、将来の目標を決めること、または、興味・関心にあわせて行動することが大切です。

ある調査によれば、進路決定した高校生は以下の傾向が強いことがわかっています。

  • 理想の職業を思い浮かべる
  • 興味を持つ職業をいくつか言える
  • つきたい職業の仕事内容を知っている
  • 将来どんな仕事につくのか、見通しを立てている
  • 希望する仕事に向かって、準備や実行していることがある

出典:「高校生の進路選択の構造」(キャリア教育研究 2010)

もちろん、現時点でやりたいことや将来の夢が明確でない方もいるでしょう。重要なのは、目標を見つけるために行動してみることです。

これらの要素を考慮した上で、自分に合った学校を選び、行動することで、卒業後の末路が悲惨なものになる可能性は低くなるはずです。

まとめ

通信制高校を卒業した後に、就職も進学もできずに悲惨な末路を迎えるというイメージは事実とは異なるものです。

卒業後の進路が末路になるかどうかは自分次第です。

自分に合った通信制高校を選び、興味・関心に合わせて行動すれば、後悔のない学校生活を送れるでしょう。

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この記事を書いた人

松下 雅征/Matsushita Masayuki

サイル学院中等部・高等部 学院長

1993年生まれ、福岡市在住。学生時代は早稲田実業学校高等部を首席卒業。米国留学後、早稲田大学政治経済学部を卒業。やりたいことではなく偏差値で進路を選び後悔した経験から、大学在学中に受験相談サービスを立ち上げ。中高生からの相談数は7万件以上。大学卒業後は教育系上場企業とコンサルティング会社の才流で勤務。
2022年、株式会社サイルビジネス学院を設立し、代表取締役に就任。一人ひとりが自分にあった進路を選べる社会を目指して通信制オンラインスクール「サイル学院高等部」を創立。2023年、同校の中等部を創立。著書「13歳からの進路相談」(すばる舎)。進路選択をテーマにした講演・イベントの登壇実績多数。1児の父。
@msykmatsushita

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