学校に行きたくない中学生へ。親に理解してもらう4つの方法を紹介
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「中学校に行きたくない気持ちを親に理解してほしい」
このように悩んでいませんか。
学校に行くのがどんなに辛くても、自分の気持ちをうまく伝えなくちゃいけない場面はあると思います。
進路相談のプロ
本記事では、学校に行きたくない中学生が親に気持ちを伝える方法について解説します。 |
【学校に行きたくない方へ】
中学生のあなたへ。学校に行きたくないなら休んでも大丈夫
がんばり屋な人ほど「風邪でもないのに学校を休むなんて悪いことだ」と感じるかもしれません。
しかし、心が疲れてしまった時に中学校を休むことは、悪いことではありません。
まずは1日、学校を休んでみましょう。次の日には「学校に行こう」と思えるかもしれません。
中学生になると思春期が始まり、心が不安定になりやすいです。小さな出来事でも、不安になったり、イライラしたり、心に負担がかかりやすいのです。
そんな時期に、無理を続けると、心が壊れてしまいます。
そうならないように、あなたが必要だと感じるときには休んでもいいのです。
【学校に行きたくない方へ】
学校に行きたくない中学生が気持ちを親に上手く伝える方法
学校に行きたくない気持ちを親に伝えるのは難しいかもしれません。
理解してもらえないのではないか、怒られるのではないかと不安になることもあるでしょう。
もちろん、理解してもらえなくても、あなたの意志で休むことができます。
しかし、気持ちを親に理解してもらった方が、互いにとって良いことは間違いありません。
ここでは、あなたの気持ちを親に伝える方法を4つお話します。
学校に行きたくない理由を伝える
正直に「〇〇がつらいので学校に行きたくない」と伝えることが大切です。
辛い気持ちが強くなればなるほど、「仮病を使ってでも休みたい」と思うものです。しかし仮病がバレれば、次に休みたい時に信じてもらえなくなります。
気持ちを正直に話して理解してもらえれば、次に「中学校を休みたい」と思った時にも親は理解してくれるでしょう。
調子が悪いことを伝える
中学校に行きたくない理由がはっきりと分からない方もいるでしょう。
そんな時は「風邪ではないけど、調子が悪いので学校に行きたくない」と伝えてみてください。
中学生も大人と同じように、ストレスで心と体に色々なサインが出てきます。
ストレスのサイン
- イライラする
- 悲しくなる
- やる気がなくなる
- 頭痛や腹痛など体の痛み
- あまりよく眠れなくなったり、朝起きられなくなったりする
- 食欲がなくなったり、食べ過ぎたりする
出典:「こころもメンテしよう~若者を支えるメンタルヘルスサイト」(厚生労働省)
不調に気づいてもらえれば、学校を休ませてくれるでしょう。
ただし、「仮病」は使わないことです。嘘をついていたことが分かると、信頼関係が壊れてしまうからです。
前もって相談する
学校に行きたくないなら、前もって相談しましょう。
当日の朝に「学校に行きたくない」と伝えると、「その時の気分で学校をサボりたいだけではないか」と思われるかもしれないからです。
前日など、時間にゆとりがある時にゆっくりと話し合うことで、あなたの気持ちを受け入れてもらいやすくなります。
休んで何をするかを伝える
「中学校に行きたくない」と伝えるだけではなく、休んだら何をするか(勉強・家事・休息など)を伝えましょう。
具体的な行動を伝えることで、親も「休んでも大丈夫」と感じるはずです。
【学校に行きたくない方へ】
中学校を休んでいる間にやるべき4つのこと
中学校を休んでいる間も、焦る気持ちが強くなると十分に心を休めることができません。
ここでは、学校を休んだ時にやるべきことを紹介します。
心と体を回復させる
学校に行きたくない時は、心や体の疲れているものです。
つらい時には無理する必要はありません。何もしないでゆっくりしても良いのです。
徐々に何かしてみたいなと感じるようになったら、体を動かしたり、好きな音楽を聞いたりしてみましょう。
その日の気分や体調に応じてリラックスできること変えても構いません。
学校に行きたくない気持ちを整理する
心に余裕が出てきたら、気持ちを整理するための時間を取ってみましょう。
おすすめの方法は、自分の気持ちをノート、スマホ、パソコン上に書いてみることです。
気持ちや感情を文字にすると、自分のことを冷静に見られるようになります。これまで思いつかなかった解決策に気づけるかもしれません。
文章を書くのが苦手なら、イラストやマンガでも大丈夫です。
誰かに相談する
一人で悩むよりも、信頼できる人に相談すれば気持ちが楽になることがあります。
まずは、身近な人に相談しましょう。
中学生が相談できる身近な人
- 親、友だち、学校の先生、スクールカウンセラー、保健室の先生
身近な人に相談できない場合は、以下のような相談窓口もあります。
中学生本人が電話できる相談窓口。夜間・休日を含めて24時間いつでも電話可能 |
|
18歳までの子供が電話で悩みを相談できる。学校や名前を言わずに相談できる |
|
10代の進路・就職相談に対応。LINEで相談できるので、悩みを伝えやすい |
|
10代専門の相談窓口。24時間365日LINEで寄り添って話を聞いてくれる |
居場所を見つける
学校以外の居場所を見つけるのも大切なことです。
新しい仲間と出会ったり、友だちを作ったりすることで自分の居場所を再確認できるでしょう。
学校以外の居場所の例
- 習い事
- 学習塾
- 教育支援センター(適応指導教室)
- フリースクール
学校に行かなくても、勉強はしたい中学生も多いはず。学校以外に自分のペースで学べる場所を見つけておくのは良い方法です。
中学校の校長が認める場合、民間のフリースクールでも「出席扱い」になることもあります。
【学校に行きたくない方へ】
学校に行きたくない方へ
学校に行きたくないという気持ちは、中学生のあなたにとって大きな悩みの一つでしょう。
しかし、頑張りすぎは厳禁。時には、少し休んで自分を大切にしてください。
まずは、学校に行きたくない気持ちを親に伝える方法を考えましょう。親が理解してくれてサポートしてくれるなら、つらい時期を乗り越えやすくなるはずです。 学校を休んでいる間にもできることにチャレンジしていくなら、新たな居場所を見つけて自信が生まれます。
その自信は、これから将来に必ず役立ちます。
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【学校に行きたくない方へ】
この記事を書いた人
サイル学院中等部・高等部 学院長
1993年生まれ。1児の父。学生時代は早稲田実業学校高等部を首席卒業。米国留学後、早稲田大学政治経済学部を卒業。やりたいことではなく偏差値で進路を選び後悔した経験から、大学在学中に受験相談サービスを立ち上げ。中高生からの相談数は10万件以上。大学卒業後は教育系上場企業とコンサルティング会社の才流(サイル)で勤務。
2022年、同社の子会社として株式会社サイルビジネス学院を設立し、代表取締役に就任。一人ひとりが自分にあった進路を選べる社会を目指して「
サイル学院高等部(通信制)」を創立。2023年、同校の中等部を創立。著書「
13歳からの進路相談」(すばる舎)。進路選択をテーマにした講演・イベントの登壇実績多数。
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