学校を休む方法はある?厳しい親にも納得してもらう方法を解説
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「学校を休みたいけど、親が気持ちを理解してくれない」と感じていませんか。
親が納得してくれなければ、学校を休みにくいという方もいるでしょう。
進路相談のプロ
本記事では、「学校を休みたい」という気持ちを親に理解してもらう方法について、進路相談のプロ(書籍「13歳からの進路相談」著者)であり、通信制のサイル学院高等部 学院長の松下が紹介します。 |
【学校に行きたくない方へ】
親に納得してもらいつつ学校を休む4つの方法
心身が疲れている時には、学校を休むことも必要です。
しかし親に理解してもらえなければ、休みづらかったり、欠席連絡をしてもらえなかったりする人もいるでしょう。
まずは、親に納得してもらいつつ学校を休む方法を紹介します。
正直に理由を伝える
「仮病を使ってでも休みたい」と考える方もいるでしょう。
しかし嘘がバレたら、次に休みたいときに信じてもらえなくなります。
このため「〇〇で悩んでいるので学校を休みたい」と正直な理由を伝えることが大切です。
親はあなたことを大切に思っています。本心を伝えれば、理解してくれるでしょう。
学校を休む理由をうまく伝えるには?休んだときに考えるべきことも解説
前日に伝える
当日の朝、突然「休みたい」と伝えると、気まぐれだと思われるかもしれません。
このため、前日など時間のある時に伝えましょう。
親子でゆっくり話し合えば、気持ちを受け入れてもらいやすくなるでしょう。
休む必要性を伝える
学校を休みたいと思うのは、無理をしている証拠です。
このまま続けて登校すると、さらにひどい不調に陥るかもしれません。
親に「〇〇で悩んでいて、今は学校に通えない。休んだら気力が充電できて、また学校に通えるかもしれない」など、休む必要性を伝えましょう。
すると親もあなたの前向きな気持ちを汲み取り、「無理して行かせる必要はない」と納得してくれるでしょう。
休んだときに何をやるか伝える
前もって休んだときにやることを伝えると親は安心し、「それなら休んでも安心だ」と思ってくれます。
一日休養をとりたい、趣味に没頭してストレス解消をしたい、家事をする、苦手な教科の学習をするなど、具体的にやることを伝えましょう。
【学校に行きたくない方へ】
学校を休む罪悪感を解消する方法
学校を休めたとしても、「本当は行けたのではないか」「ただ甘えているだけではないか」という罪悪感に苦しむ人もいるかもしれません。
罪悪感を解消する方法や、そもそも罪悪感を持たないようにするための方法を紹介します。
嘘をつかない
休むときに嘘をつくとうしろめたさを感じてしまいます。
そうすると、せっかく休めても心が休めず、リフレッシュできません。
安易に嘘をつかず、自分の正直な気持ちが伝わるようにすることが大切です。
勉強を進める
学習に遅れがあると思うと焦りにつながり、「自分は怠けている」と罪悪感を感じる人もいる人もいるでしょう。
休んでいる間も学習を進められれば、自己管理ができたことに対しての自信がうまれます。
また、親からも信頼してもらえ、結果として罪悪感を抱えることがなくなります。
生活リズムを崩さない
学校が休みだからといって、朝遅くまで寝てしまうと、物事が予定通りにできなくなり、ストレスがたまります。
また、学校に通っている同級生と自分を比べてしまい、「自分は怠けている」と罪悪感を抱えてしまうかもしれません。
よって、学校が休みであっても、登校日と同じ時間に起き、家族と朝食を食べる、自主勉強をするなど、生活リズムは一定にしましょう。
なぜ休みたいのか理由をよく考える
学校を休んでいる間に、なぜ休みたいと思うのかをじっくり考えてみましょう。
休みたい理由や原因がわからないと、ずっとストレスを抱えたままになり、辛い状況が続いてしまうからです。
自分で答えがだせなければ、信頼できる人に状況を話してみるのも一つの手です。
人に話すことで考えが整理されますし、気づきがあったり、アドバイスがもらえたりするかもしれません。
根本的な理由が見つかり、解決の手口や指針がわかれば行動に移せるため、気持ちも晴れるでしょう。
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自分を責めすぎない
「学校を休むなんて、ダメな人間だ」と自分を責めすぎてはいませんか。そうなると自分を嫌いになり、ますます罪悪感が募ります。
学校を休みたい気持ちは誰にだってあります。
そして、休みたい原因は、環境のせいだったり、周りの人間関係のせいだったりと、あなたに問題がない場合もあります。
合わない環境のなかで、頑張りすぎていたのかもしれません。
「これは休息のために必要な休みなんだ」と自分の休みたい気持ちを受け入れてみてください。
そして自分に対して、「よく頑張っているね」と肯定的な言葉をかけてあげると、気持ちが安らぎ、罪悪感が軽減するでしょう。
【学校に行きたくない方へ】
学校を休むことによる将来への影響
学校を休むのは悪いことではありません。休息を取ることで気力や体力が回復できれば、再び通学して頑張ろうと思えるかもしれません。
ただ、何度も欠席をくり返したり、長期的に行けなくなったりすると、将来への影響が出てくることも知っておきましょう。
まず、一般的に全日制高校は年間授業日数の3分の1以上欠席すると、単位が取れなくなり、留年の可能性が高くなります。
心配な人は、先生に年間どのぐらいの日数出席すれば、進級できるか確認しておきましょう。
また、学校を休むことが習慣化してしまうと、学習意欲が低下したり、友人とのコミュニケーションが取りづらくなったりして、ますます行けなくなるという悪循環に陥ります。
せっかく高校に進学したならば、卒業資格は取っておきたいものです。
欠席が続くようなら、転校するなど環境を変えてみることで問題を解決できるかもしれません。
他の全日制高校への転校もできますが、条件が多く、手続きが煩雑なため、ハードルが高いと言えるでしょう。
高校転校の条件は満たしている?転校手続きの手順とタイミングを解説
一方で、私立の通信制高校はいつでも入学できる、学力試験が免除されているなど、間口が広いです。
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【学校に行きたくない方へ】
学校に行きたくない方へ
学校を休むためには、親の理解が必要です。正直に現在の気持ちを打ち明けてみましょう。
休んでいる間には、自分を責めすぎず、休んでしまう原因や理由をしっかり考えると次へのステップが見つかり、気持ちが楽になります。
ただ、欠席を繰り返してしまうのであれば、転校を検討するのも一つの方法でしょう。
【学校に行きたくない方へ】
この記事を書いた人
サイル学院中等部・高等部 学院長
1993年生まれ。1児の父。学生時代は早稲田実業学校高等部を首席卒業。米国留学後、早稲田大学政治経済学部を卒業。やりたいことではなく偏差値で進路を選び後悔した経験から、大学在学中に受験相談サービスを立ち上げ。中高生からの相談数は10万件以上。大学卒業後は教育系上場企業とコンサルティング会社の才流(サイル)で勤務。
2022年、同社の子会社として株式会社サイルビジネス学院を設立し、代表取締役に就任。一人ひとりが自分にあった進路を選べる社会を目指して「
サイル学院高等部(通信制)」を創立。2023年、同校の中等部を創立。著書「
13歳からの進路相談」(すばる舎)。進路選択をテーマにした講演・イベントの登壇実績多数。
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