学校がだるいのは甘えではない。休むデメリット・対処法を解説
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「学校に通うのがだるい」と悩んでいませんか。
学校がだるいのは「甘え」と感じて、なかなか休めない方もいるでしょう。
とはいえ、そんな時に大切なのは自分を責めることではなく、学校がだるい時の対処法を見つけることです。
進路相談のプロ
本記事では、学校がだるいと感じている方のために対処法を進路相談のプロ(書籍「13歳からの進路相談」著者)であり、通信制のサイル学院高等部 学院長の松下がお伝えします。 学校を休むことにした場合のデメリットや、学校に行くモチベーションを上げる方法も解説するので最後までご覧ください。 |
【学校がだるい・学校に行くのが辛い方へ】
学校がだるいと感じるときの3つの対処法
学校がだるい、学校に行くのが辛いという気持ちは甘えではありません。
辛い時には学校を休んでも良いのです。
対処法1. こころのSOSに耳を傾ける
学校がだるいのは「こころのSOS」かもしれません。
心や体が疲れてくると、休んだ方が良いことを伝えるサインが現れてきます。
こころのSOSの例
- 気分がひどく落ち込む
- 楽しいことが何もない
- 毎日泣いてしまう
- 眠れない
- 頭が重い
- ご飯が美味しくない
- 人と話すのが面倒になる
出典:こころもメンテしよう~若者を支えるメンタルヘルスサイト~(厚生労働省)
心が疲れてくると自分を責める気持ちも強くなります。
「学校がだるい。甘えているだけだ。もっと頑張らないと。」
そんな風に感じているなら「休んでもいいよ」と自分に許可を出してあげる必要があります。
対処法2. ストレスの原因から離れる
先生やクラスメイトとの人間関係や、勉強のプレッシャーなどがストレスの原因になっているのかもしれません。
原因があって学校がだるい気持ちが続いているなら、数日休んで休息を取りましょう。
ストレスから離れられると気持ちが楽になるはずです。
時には何もしないでベッドで横になっていたり、外を眺めたりするのも良いでしょう。好きな音楽を聴いてリラックスすることもできます。
学校がだるい原因が分からないという方は、以下の記事をご覧ください。
学校に行きたくない理由がわからない方へ。できること5つを解説
対処法3. 誰かに相談する
何日か学校を休んでもだるいなら、誰かに相談してみましょう。悩んでいることを話せるだけでも気持ちが楽になるはずです。
まずは、親に気持ちを伝えてみましょう。なかなか相談しづらいなら、以下の記事を参考にしてください。
学校を休む理由をうまく伝えるには?休んだときに考えるべきことも解説
学校のスクールカウンセラーや保健室の先生などに話してみることもできます。
身近に相談できる人がいないなら、無料で利用できる相談窓口を利用してみましょう。
無料で利用できる相談窓口
- 24時間子供SOSダイヤル
- チャイルドライン
- わかものメンタルサポート協会
- その他の相談先はこちら
【学校がだるい・学校に行くのが辛い方へ】
学校がだるい時に何日も休む3つのデメリット
学校がだるい時には休んでも良いとはいえ、何日も休むデメリットを理解しておく必要があります。
デメリット1. 勉強についていけない
学校を休むと勉強についていけなくなる可能性があります。
授業の内容が分からなくなると、どんどん学校に行きたくなくなるかもしれません。
そこで、休んだ日の勉強内容は自宅でも進めるようにしましょう。
学校の授業のスピードはそれほど早くないので、塾やフリースクールを利用すれば勉強の遅れは最低限に抑えられます。
進学校で落ちこぼれでも大学進学できる!挽回するための対策7選
デメリット2. 出席日数が進路に影響する
学校がだるいので何日も休んでしまうと、年間の出席日数が不足する可能性があります。
高校生の場合、全日制高校で単位を修得するためには、年間の授業数の3分の2程度の出席日数が必要です。
出席日数が不足すると留年するので注意しましょう。
高校を留年する2つの基準|留年の救済措置や留年後の選択肢も解説
とはいえ、留年がない単位制の通信制高校なら出席日数を心配する必要はありません。
全日制高校で留年になったとしても単位を引き継いで転校できます。
デメリット3. コミュニケーション力が低下する
学校を休みがちになると、親や家族以外と話す機会が減りコミュニケーション力が低下する可能性があります。
就職や進学する際にもコミュニケーション力は必要です。
もしストレスの原因が対人関係以外にある場合には、学校がだるいと休んでいる間も、誰かと連絡をとったり、かかわりを持つことを心がけましょう。
フリースクールなど誰かと交流できる場所を見つけるのもおすすめです。
【学校がだるい・学校に行くのが辛い方へ】
学校がだるい時にモチベーションを上げる3つの方法
学校を休むデメリットを知ると、たとえだるいと感じても学校に行った方が良いと考える方もいるかもしれません。
そこで、だるい時でも学校に行くモチベーションを上げる方法を3つ解説します。
方法1. 学校という機会を活用する目的を見つける
学校がだるいとしても、学校という機会を活用する目的が見つかれば学校に行くモチベーションは上がります。
例えば図書室を活用する場合。学校の図書室はインターネットではなく本でしか得られない情報を得られる貴重な場所です。
授業以外にも、何か学校に行く理由ができれば、モチベーションが上がるかもしれません。
方法2. 自分にご褒美をあげる
だるい気持ちに負けずに学校に行けたら、自分にご褒美をあげてみましょう。
自分にあげるご褒美の例
- 欲しいと思っていたものを買う
- 美味しいスイーツを食べる
- ちょっとした旅行に出かける
やりたいことのリストを作っておくのも良い方法です。
ちょっと先に楽しみなことやワクワクすることがあれば、学校がだるい気持ちを乗り越えやすくなります。
方法3. 学校以外の居場所を見つける
学校がだるい気持ちの原因は、クラスメイトや先生と合わなかったり、校風にどうしてもなじめなかったりすることかもしれません。
そんな時には学校以外に自分の居場所を見つけるのがおすすめです。
塾や習い事、ボランティア活動など、あなたの居場所は学校だけではありません。
学校がだるいとしても自分の居場所だと感じられる場所あれば、学校に通い続けられるでしょう。
【学校がだるい・学校に行くのが辛い方へ】
学校がだるい・学校に行くのが辛い方へ
学校がだるいと感じるのは「自分に甘い」からではありません。
心と体が疲れた時には、誰でもだるいと感じるものです。辛い時には我慢せずに休みましょう。
とはいえ、学校を休んでしまう日が続くようなら、別の学校に通う選択肢も考慮できます。
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【学校がだるい・学校に行くのが辛い方へ】
この記事を書いた人
サイル学院中等部・高等部 学院長
1993年生まれ。1児の父。学生時代は早稲田実業学校高等部を首席卒業。米国留学後、早稲田大学政治経済学部を卒業。やりたいことではなく偏差値で進路を選び後悔した経験から、大学在学中に受験相談サービスを立ち上げ。中高生からの相談数は10万件以上。大学卒業後は教育系上場企業とコンサルティング会社の才流(サイル)で勤務。
2022年、同社の子会社として株式会社サイルビジネス学院を設立し、代表取締役に就任。一人ひとりが自分にあった進路を選べる社会を目指して「
サイル学院高等部(通信制)」を創立。2023年、同校の中等部を創立。著書「
13歳からの進路相談」(すばる舎)。進路選択をテーマにした講演・イベントの登壇実績多数。
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