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進学校で落ちこぼれでも大学進学できる!挽回するための対策7選

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「進学校に入ったのに落ちこぼれてしまった」

「このままでは大学進学は無理かもしれない」

このように悩んでいませんか。

進学校は授業のペースが速いので、ついていけないと感じることもあるでしょう。

しかし、落ちこぼれたと感じても諦めないでください。適切に対処すれば、大学進学も含めて自分の進路を切り開くことはできます。

 進路相談のプロ

本記事では、進学校で落ちこぼれたと感じているあなたへ、今から挽回して大学進学するための対策7つを進路相談のプロ(書籍「13歳からの進路相談」著者)であり、通信制のサイル学院高等部 学院長の松下がお伝えします。

【進学校で落ちこぼれたと感じている方へ】

目次[非表示]

  1. 1.進学校で落ちこぼれでも大学進学できる対策7選
  2. 2.まとめ

進学校で落ちこぼれでも大学進学できる対策7選

進学校で落ちこぼれても大学進学は可能です。今から取り組める7つの対策を解説します。

1.「落ちこぼれた」原因を分析する

いつから授業についていけなくなったのか、何が原因で落ちこぼれたのかを考えましょう。

check原因の例

  • 授業の難易度やペースが上がりついていけなかった
  • 他の人と比べて劣等感を感じてしまいやる気がなくなってしまった
  • 忙しくて勉強時間が減ってしまった

原因が分からなければ「どう挽回すれば良いのか」が分かりません。

まずは落ちこぼれた原因を明らかにし、次に対処策を考えましょう。

2.やる気を高める

高校受験までは頑張っていたのに、進学校に入学してから勉強する意欲を失ってしまうことがあります。

受験時期は勉強に取り組む雰囲気が色濃くあり、頑張れたのかもしれません。しかし、高校では自ら取り組まなければなりません。

そこで、自分なりに「勉強のやる気を高めるコツ」を見つけましょう。

checkやる気を高めるコツ例

  • 小さな目標を設定して毎日こなす
  • 勉強時間を記録して進捗状況を振り返る
  • 切磋琢磨できる仲間と一緒に勉強する
  • 勉強やテストの後のご褒美を用意する
  • 大学入学後の生活をイメージする

特に大切なのは「小さな目標を設定して毎日こなす」ことです。

今、全く机に向かえていないなら、まずは10分間家で自習をするだけでも良いのです。

脳科学の世界では、人はやる気があるから行動するのではなく、行動するからやる気が出ると言われています。

たとえ10分間だけでも、毎日自習を続けることで、少しずつ勉強のやる気が高まります。すると、いずれ机に向かわない方が違和感を覚えるようになるでしょう。

突然、「1日数時間勉強する」と力まなくて大丈夫です。とにかく、自分なりにやる気の高まるコツを見つけましょう。

3.今習っている学習範囲に集中する

落ちこぼれてしまったら、復習や基礎固めに時間を使いたくなるものです。

しかし、まずは、今習っている範囲を理解することが大切。次回のテストで赤点を取らないためにも、次の試験範囲は確実に習得しなければなりません。

授業で学んだ範囲を忘れないためには、その日のうちに復習する習慣を身につけましょう。

学校の授業を軽視すると、塾や家庭教師のサポートを受けても、さらに成績が悪化する可能性があるので注意が必要です。

また、今の範囲を理解する過程で、これまでの学習範囲も自然に理解できるかもしれません。まずは、今の学習内容に一点集中で取り組みましょう。

4.復習や苦手克服は休日に行う

進学校の授業ペースは速いため、落ちこぼれた期間の復習を、日常の授業と同時並行で行うのは難しいです。

そこで、おすすめなのが休日を活用して復習すること。特に学校の授業が進まない長期休みは、後れを取り戻す絶好の機会です。

夏休みや冬休み、春休みなどの期間を使って、過去の学年や学期で習った内容をじっくり復習しましょう。

期末テストや模試の結果を踏まえれば、苦手分野や弱点を発見できます。ついていくのが難しい教科の参考書や問題集に集中的に取り組むのも効果的です。

勉強の後れを取り戻せれば、次の学期からは余裕を持って授業に臨めます。

5.自分に合った勉強法を見つける

進学校で落ちこぼれないためには、自分に合った勉強法を見つけることが重要

ひとり一人が持つ特性はさまざまです。

一例として、医学博士の本田真美氏は、自分に合った勉強法を見つけるために「認知特性」を活かす方法を提唱しています。

視覚、言語、聴覚など、自分の得意な方法で情報を取り入れることによって理解度を深めることができます。

認知特性

タイプ

実践ポイント

視覚優位

カメラ

写真や絵などの二次元で理解するのが得意なため、絵やイメージを使って学習する

3D

空間や時間軸などの三次元で理解するのが得意なため、動画講義などの映像を使って学習する

 

言語優位

ファンタジー

学習した内容を映像化して考えるのが得意なので、ストーリーや思い浮かんだイメージを使って学習する

辞書

文章を図式化して思考するのが得意なので、ノートに要点をまとめて書き出して学習する

 

聴覚優位

ラジオ

文字や文章を耳から学習すると理解しやすいため、音読したり、オーディオ教材で学習する

サウンド

音色や音階などの音楽的なイメージで理解するので、音を頭に浮かべるイメージで学習する

参考:本田真美(2012)「医師のつくった『頭のよさ』テスト 認知特性から見た6つのパターン」光文社新書

自分の特性を理解し、効率の良い学習法を見つけられれば、進学校で落ちこぼれたとしても挽回しやすくなるでしょう。

6.塾や予備校を利用する

独学に限界を感じているなら、塾や予備校を利用しましょう。

特に、個別指導形式の塾がおすすめ

基礎の学習がつまずいていたり、分からない箇所が多かったりしても、気兼ねなく先生に質問できるのがメリットです。

check個別指導塾モチベーションアカデミアの例

  • 悩みや目標に応じて個別指導カリキュラムを提案
  • 各教科の効率的な勉強法を指導
  • 毎月カリキュラムを見直し、一番必要な授業を行う
  • 1ヶ月や1週間単位の勉強計画を一緒に設定

サイル学院が提携する個別指導塾・モチベーションアカデミアを紹介

進学校での学習環境が自分に合わなくても、自分にフィットする塾や予備校で学ぶことで、落ちこぼれた状態から脱却できる方も少なくありません。

7.入試方法を変える

努力して進学校での落ちこぼれ状態から抜け出しても、目標としている大学への進学は難しいこともあるでしょう。

しかし、大学進学を諦める必要はありません。

入試方法を変えるのも現実的な選択肢。

一般入試にこだわらず総合型選抜や学校推薦型選抜などを検討してみましょう。

総合型選抜は学力だけではなく、受験生の個性や特性が総合的に評価されるので、大学でやりたいことが明確な方におすすめです。

【進学校で落ちこぼれたと感じている方へ】

進学校で落ちこぼれたと感じている方へ

進学校のペースについていけず、落ちこぼれても落ち込まないでください。正しい方法で取り組めば、進学校で落ちこぼれても大学進学することは可能です。

自分に合った勉強方法を見つけたり、塾や予備校を利用したりするのも良いでしょう。

但し、今通っている進学校が自分に合っていないと感じることがあるかもしれません。そのような時は、通信制高校への転校も一案です。

大学進学に有利な通信制高校も少なくありません。詳しくは下記の記事をご覧ください。

通信制高校か偏差値の低い高校か。大学進学に有利な選択肢を解説

「通信制高校から大学進学は難しい」の理由は?|学校選びのコツも紹介

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【進学校で落ちこぼれたと感じている方へ】

この記事を書いた人

サイル学院中等部・高等部 学院長
松下 雅征/Matsushita Masayuki
サイル学院中等部・高等部 学院長

1993年生まれ。1児の父。学生時代は早稲田実業学校高等部を首席卒業。米国留学後、早稲田大学政治経済学部を卒業。やりたいことではなく偏差値で進路を選び後悔した経験から、大学在学中に受験相談サービスを立ち上げ。中高生からの相談数は10万件以上。大学卒業後は教育系上場企業とコンサルティング会社の才流(サイル)で勤務。
2022年、同社の子会社として株式会社サイルビジネス学院を設立し、代表取締役に就任。一人ひとりが自分にあった進路を選べる社会を目指して「 サイル学院高等部(通信制)」を創立。2023年、同校の中等部を創立。著書「 13歳からの進路相談」(すばる舎)。進路選択をテーマにした講演・イベントの登壇実績多数。