スクーリングが少ない通信制高校10選|通学が少ないメリット・デメリットも解説
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「スクーリングが少ない通信制高校に行きたい…」
このように悩んでいませんか。
通信制高校でスクーリングが少ない学校を選べば、全日制高校に通うのが難しい方でも高校卒業の資格を取得できます。
進路相談のプロ
本記事では、スクーリングが少ない通信制高校を探している方へ、進路相談のプロ(書籍「13歳からの進路相談」著者)であり、通信制のサイル学院高等部 学院長の松下が、おすすめ通信制高校10選をご紹介。さらに、スクーリングの少ないことのメリット・デメリットも解説します。 |
【スクーリングが少ない通信制高校を探している方へ】
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通信制高校でスクーリングが少ない学校10選
メディア学習やレポート提出を組み合わせることで、スクーリング日数を減らせる通信制高校も多いです。
ここでは、スクーリングが少ない通信制高校を10校紹介します。
学校名 | スクーリング日数 | 特徴 |
サイル学院 高等部 | 年1回・6泊7日 | 沖縄のリゾートエリアでの宿泊体験学習 毎月開催でスクーリング日付を自由に選択可能 |
ルネサンス高校 | 年1回・3泊4日 | 茨城県大子町の本校でのスクーリング 東京駅からチャーターバスで送迎あり 社会人限定・親子スクーリングなど種類を選べる |
N高校・S高校・R高校 | 1年次・3年次:年7~8日(全国拠点) 2年次:年4~5日(本校) |
2年次に、N高生は沖縄伊計本校、S高生は茨城つくば本校、R高生は群馬桐生本校へのスクーリング |
NHK学園高校 | 月1回もしくは、年3~4日 | 独自のネット学習システムで対面指導を最小限に抑えられる 全国に協力校・スクーリング会場があるため通いやすい |
勇志国際高校 | 年1回・5~7日 | 天草本校、もしくは福岡、千葉、熊本、宮崎の学習センターでのスクーリング 社会人のみのスクーリングも実施 千葉では土日のみの3週間コースもあり |
一ツ葉高校 | 近隣地域:年2回・2泊3日 遠方:年1回・3泊4日 |
熊本県山都町での宿泊スクーリング 年間の必要日数に応じて日帰りにも対応 |
鹿島学園高校 | 週1~5日通学を選択可能 年間数日の自宅学習・ネット指導制などもあり |
全国にある学習支援施設でのスクーリングなので通いやすい |
ヒューマンキャンパス高校(一般通信コース) | 年10日程度 | 在学中に1度だけ沖縄本校へのスクーリングが必要 姉妹校のヒューマンキャンパスのぞみ校の場合、千葉県茂原本校へのスクーリングが必須 |
ID学園高校 | 年1回・6日程度 宿泊なしの通い型スクーリング |
主に関東圏在住生徒の東京スクーリング 長野、関西、静岡在住生徒は、関連校へのスクーリング可能 |
明星高校(WEBコース) | 年4日程度 | 千葉県本校ほか東京、大阪などのキャンパスでスクーリング実施 |
スクーリングが少ない通信制高校のメリット3選
スクーリングの少ない通信制高校を選ぶことで、自分に合ったペースで学習を進められるようになります。
ここでは、3つのメリットを詳しく解説します。
1. 時間を有効活用できる
スクーリングが少ない通信制高校の最大のメリットはスケジュールの自由度が高いこと。
全日制高校のように、毎日決まった時間に学校へ通う必要はありません。スクーリングの日程に合わせて、自分で学習計画を立てられます。
また、通学時間を大幅に削減可能。毎日の通学時間や身支度にかかっていた時間を有効活用できます。
✓時間を有効活用する例
- 資格取得・専門技術の習得
- 大学受験のための勉強時間
- スポーツや音楽などの練習時間
- アルバイトやインターンシップ
専門学校との併修(ダブルスクール)など、将来に直結する活動にも取り組みやすい環境が整っています。
2. 精神的・身体的負担が少ない
スクーリングの少ない通信制高校に通うことで、精神的・身体的な負担が軽減されます。
全日制高校では、毎日決まった時間に学校へ通う必要があります。
通学時間や登校準備のストレス、学校での人間関係の煩わしさなど、精神的な負担は少なくありません。
また、長時間座って授業を受けることで、身体的な疲労も蓄積してしまいます。
スクーリングの少ない通信制高校では、自宅で学習できるため、通学のストレスや疲労から解放されます。
年に数日程度のスクーリングであれば、その日に向けて少しずつ心と体の準備をすることができるでしょう。
多くの通信制高校では、スクーリング時の不安にも丁寧に対応しています。
✓スクーリング時の配慮例
- 少人数での学習指導
- 保護者同伴での参加
- 別室での個別対応
- 宿泊型や日帰り型などの実施形態
- 先生との個別面談
通常授業はオンラインツールを活用。対面でのコミュニケーションに不安がある生徒も、自分のペースで学習を進められる仕組みが整っています。
3. 費用を抑えられる
スクーリングが少ない通信制高校を選ぶことで、通学にかかる費用を大幅に節約できます。
✓抑えられる費用の例
- 通学定期代、昼食代、交通費、宿泊費(遠方の場合)
スクーリングの回数が少なければ、これらの費用を抑えることができます。
例えば、サイル学院高等部の短期集中スクーリング(年1回・6泊7日)の場合、「参加費用は、宿泊費・食費・保険加入・諸経費込々で18,500円」だったという生徒の声があります。
また、スクーリングが少ない通信制高校の中には、校舎を維持するための施設設備費などの費用を削減できるため、学費自体が安い学校もあります。
各校によって学費は異なるため、資料請求して確認しましょう。
【スクーリングが少ない通信制高校を探している方へ】
スクーリングが少ない通信制高校のデメリット3選
スクーリングが少ないことが通信制高校のデメリットになる場合もあります。
ここでは、3つのデメリットと対処法を解説します。
1. 友人作りの機会が限られる
スクーリングが少ない通信制高校では、他の生徒と顔を合わせる機会が少なく、友人関係を築くのが難しいと感じるかもしれません。
全日制高校のように毎日同じクラスで過ごすわけではないため、自然と仲良くなれる機会は限られます。
しかし、だからといって友人を作れないわけではありません。
✓友人を作るための方法
- スクーリング時のグループワークなどの機会を積極的に活用する
- 文化祭や体育祭などの学校行事やイベントに出席する
- 課外活動・ボランティア活動に参加する
- 掲示板やチャットなどオンラインコミュニティで交流する
サイル学院高等部では、スクーリング前に生徒同士のマッチングをサポート。知人ができた状態で参加できるので安心です。
また、オンラインでの交流機会を積極的に活用することで、スクーリング以外でも、気軽にコミュニケーションを取ることができるので、友人関係を築きやすくなります。
同じ地域の生徒同士でつながれる機会を提供している学校もあります。
友人作りのサポート体制は学校によって異なるため、詳しくは問合せましょう。
2. 先生に質問できる機会が少ない
スクーリングが少ない通信制高校では、先生と直接会って質問できる機会が限られるのは事実です。
全日制高校のように、授業後や休み時間に気軽に質問したり、放課後に個別指導を受けたりすることが難しい場合もあります。
しかし近年では、スクーリングが少ない通信制高校でも、先生に質問したり、サポートを受けたりできる仕組みが設けられていることが多いです。
ビデオ通話を使ったオンライン質問会や、チャットでの質問受付、LINEでの個別相談など、ICTを活用した質問対応の仕組みが整備されています。
また、学習管理システムを導入し、生徒の進捗状況を先生が把握した上で、必要に応じて声かけや個別指導を行う学校も増えています。
✓学習サポートの仕組み(例:サイル学院 高等部)
- 担任の先生と週30分のテレビ通話
- オンラインチャットサポート
- 受験指導、起業・ビジネス、海外進学などの専門家による進路支援
参考:サイル学院高等部 サポート体制
一部の通信制高校では、各所に学習サポートセンターを設置。専任のスタッフが学習に関する相談や質問に対応しています。
スクーリングが少ない通信制高校でも、積極的にコミュニケーションを取ることによって、学習を進められます。
自分に合った方法で、先生やスタッフに積極的に相談してみましょう。
3. 自己管理能力が必要
スクーリングが少ない通信制高校では、自分のペースで学習を進めることができます。
しかし、これは同時に高い自己管理能力が必要になるということです。
全日制高校のように、毎日決まった時間に授業があり、先生が進捗状況を管理してくれるわけではありません。
提出期限のあるレポートの管理や、テスト対策のための学習計画の立案など、自己管理が不得意な生徒にとっては負担になることがあります。
✓自己管理能力を身につける方法
- 毎日の学習時間を決める
- 週ごとの学習計画を立てる
- 学習記録をつける
- 目標を明確にする
- 達成感を味わえるように工夫する
- わからないことはすぐに調べる
- 先生やサポートセンターに相談する
多くの通信制高校では、定期的な学習進捗のチェックや、オンラインでの学習記録ツールの提供など、生徒の自己管理をサポートする体制も整えています。
各校のサポート体制を調べておくと安心です。
【スクーリングが少ない通信制高校を探している方へ】
自分に合ったスクーリングが少ない通信制高校を選ぼう
通信制高校選びで最も重要なのは、自分の状況や目標に合った学校を見つけることです。
スクーリングが少ない通信制高校を選ぶ際は、単に日数の少なさだけでなく、学校のサポート体制や学習環境も重要な判断材料です。
まずは複数の学校の資料請求を行い、スクーリングの実施時期や場所、内容を詳しく比較してましょう。
また、オンラインでの学習サポート体制や、自宅学習のための教材の充実度なども確認してください。
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【スクーリングが少ない通信制高校を探している方へ】
この記事を書いた人
サイル学院中等部・高等部 学院長
1993年生まれ。1児の父。学生時代は早稲田実業学校高等部を首席卒業。米国留学後、早稲田大学政治経済学部を卒業。やりたいことではなく偏差値で進路を選び後悔した経験から、大学在学中に受験相談サービスを立ち上げ。中高生からの相談数は10万件以上。大学卒業後は教育系上場企業とコンサルティング会社の才流(サイル)で勤務。
2022年、同社の子会社として株式会社サイルビジネス学院を設立し、代表取締役に就任。一人ひとりが自分にあった進路を選べる社会を目指して「
サイル学院高等部(通信制)」を創立。2023年、同校の中等部を創立。著書「
13歳からの進路相談」(すばる舎)。進路選択をテーマにした講演・イベントの登壇実績多数。
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