なんとなく学校に行きたくない方へ|無理せず休むべき理由を解説
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「なんとなく学校に行きたくない」
このように悩んでいませんか。
理由がはっきりしないと、学校に行きたくないことを伝えるのは難しいでしょう。
それでも、自分の気持ちを無視するのは危険なこと。
進路相談のプロ
本記事では、なんとなく学校に行きたくない方が無理せず学校を休むべき良い理由を、進路相談のプロ(書籍「13歳からの進路相談」著者)であり、通信制のサイル学院高等部 学院長の松下がお伝えします。 |
【なんとなく学校に行きたくない方へ】
「なんとなく学校に行きたくない」状態でも無理せず休むべき理由
「なんとなく学校に行きたくない」と感じても、無理して学校に通う方が多いかもしれません。
しかし、学校が辛い時には無理せず休むべきです。
「なんとなく学校に行きたくない」のは、言葉にできない心のSOSの可能性があるからです。
自分の気持ちを押し殺して通学し続けることで、学校に行けなくなる方もいます。
学校に行きたくない理由がわからなくても、「自分は甘えている」と決めつけないようにしましょう。
自分を追い詰めて辛くなることがあるなら、以下の記事を参考にしてください。
【なんとなく学校に行きたくない方へ】
「なんとなく学校に行きたくない」という気持ちを解消する5ステップ
「なんとなく学校に行きたくない」という理由では学校を休みづらいもの。
しかし、仮病を使ったり、嘘をついたりして学校を休むのは好ましくありません。
大切なのは、親や学校と上手にコミュニケーションを取りながら心身を回復させること。
ここでは、「なんとなく学校に行きたくない」という気持ちを解消する5ステップを解説します。
1. 一日だけ休んでみる
まずは、一日だけ休んでみましょう。
学校と距離を置くことで気持ちが回復しやすくなります。
なんとなく学校に行きたくないときは心が疲れているものです。今の気持ちを親に話して、まずは一日学校を休ませてもらいましょう。
心が疲れているサインの例
- 不安感や緊張感が強い
- イライラする
- 涙が出てくる
- 気分が落ち込んでやる気がなくなる
- 人前に出るのが面倒になる
心が疲れていることをわかってもらえれば、一日休むことは難しくないでしょう。
休んだ日は自分を責めたり、焦ったりしないことが大切です。休んでいる間に、気持ちを楽にする方法は以下の記事をご覧ください。
2. 回復しないならしばらく休む
一日休んでも、なんとなく学校に行きたくない気持ちが続いているなら、思い切ってしばらく休んでみましょう。
しばらく休むには、親や保護者の理解と協力が必要です。
あなたの気持ちを理解してもらえれば、少しの期間、学校を休むことに同意してくれるはずです。
親に納得してもらいつつ学校を休むためには、以下4つの方法を試してみましょう。
- 正直に理由を伝える
- 前日に伝える(突然休まない)
- 休む必要性を伝える
- 休んだときに何をやるか伝える
3. 行きたくない理由を分析する
「なんとなく学校に行きたくない」というのは、「学校に行きたくない理由がわからない」ということです。
休んでいる間に、自分の気持ちを整理して、なんとなく学校に行きたくない理由を分析しましょう。
理由がわからなければ、対処法も見つけられないからです。
自分にとって何がストレスになっているのか、なぜ学校に行きたくないのか考えてみましょう。
中高生が学校に行きたくない理由の例
- クラスでいじめが起こっている
- 友人とうまくいかない
- 先生と合わない
- 勉強に悩んでいる
- 進路の不安
- 部活動が辛い
- 学校が合わない
- 家庭環境の問題
- 体の調子が悪い
- 遊びで生活リズムが崩れている
参考:学校に行きたくない理由がわからない高校生へ|10の理由を解説
自己分析しても、なんとなく学校に行きたくない理由がわからないなら、誰かに相談しましょう。
第三者に気持ちを話すことで、自分の気持ちがわかるようになったり、自分では思いつかなかった解決策を教えてもらったりできるかもしれません。
学校に関する悩みの相談先は、以下の記事をご覧下さい。
4. 今の学校で通い方を工夫する
学校に行きたくない理由がわかれば、それを避けるようにしましょう。
教室に入るのが辛いなら、学級に通わずに別室(保健室・図書室)に登校するという選択肢もあります。
別室登校でも出席日数や単位が認められる可能性があります。学校ごとに条件が異なるので、先生に相談しましょう。
別室登校しながら、進路に向けてやるべきことは以下の記事を参考にしてください。
学校行事や特定の授業がストレスになっているなら、単位を取れる範囲で欠席することができます。
高校生の場合は、出席日数が不足すると単位を落とすかもしれないので注意してください。
親や学校とも連携して、単位を落とさない方法を考えつつ休むと良いでしょう。
高校を留年する2つの基準|留年の救済措置や留年後の選択肢も解説
5. 環境を変える
色々工夫しても、学校に行きたくない気持ちが変わらないかもしれません。
そうであれば、環境を変えるのも一つの選択肢。
学校に行きたくない理由が、学校自体にあることも考えられるからです。通学ペースや学校環境がどうしても合わない方もいるでしょう。
無理して学校に自分を合わせる必要はありません。
自分に合うフリースクールや通信制高校に転校することで、なんとなく学校に行きたくない気持ちが解消する可能性があります。
フリースクール・通信制高校の環境例(サイル学院)
- オンライン校舎なので自宅から徒歩0分の通学環境
- 校則なしで、ルールに縛られない自由な学校生活
- リアルでの登校日は年に1回のみ(1週間の沖縄スクーリング)
- 時間割は自分で決められるので自分のペースで勉強できる
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【なんとなく学校に行きたくない方へ】
なんとなく学校に行きたくない方へ
「なんとなく学校に行きたくない」気持ちのまま通い続けるのは辛いもの。自分の気持ちを無視して通い続けると、心も体も壊れてしまいかねません。
なんとなく学校に行きたくない理由を説明するのが難しくても、まずは休むことを優先してください。
気持ちが回復すれば、しっかり問題に取り組めるはず。自分の気持ちを大切にしましょう。
学校に行きたくない理由がわからない方へ。できること5つを解説
学校に行きたくない理由を分析できれば、対処法も見つけやすくなります。
気持ちに負担のない環境を選んで、学校に行きたくない気持ちが解消している方も少なくありません。
【なんとなく学校に行きたくない方へ】
この記事を書いた人
サイル学院中等部・高等部 学院長
1993年生まれ。1児の父。学生時代は早稲田実業学校高等部を首席卒業。米国留学後、早稲田大学政治経済学部を卒業。やりたいことではなく偏差値で進路を選び後悔した経験から、大学在学中に受験相談サービスを立ち上げ。中高生からの相談数は10万件以上。大学卒業後は教育系上場企業とコンサルティング会社の才流(サイル)で勤務。
2022年、同社の子会社として株式会社サイルビジネス学院を設立し、代表取締役に就任。一人ひとりが自分にあった進路を選べる社会を目指して「
サイル学院高等部(通信制)」を創立。2023年、同校の中等部を創立。著書「
13歳からの進路相談」(すばる舎)。進路選択をテーマにした講演・イベントの登壇実績多数。
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