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通信制高校への転入は後悔する?理由や魅力、後悔しない選び方などを解説

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通信制高校に転入したら後悔するだろうか?

本記事を読む方は、このように不安を持っているかもしれません。

高校生の15人に1人が通信制高校へ通う今、通信制高校に転入するという選択肢は珍しいことではなくなってきました。一方、通信制への転入で後悔する人、しない人に分かれることも事実です。

 学院長 松下

本記事では、どうすれば通信制高校への転入で後悔せずに済むのかを一緒に考えます。
また、後悔するとしたらどんな理由なのか。転入する通信制高校はどうやって選べばいいのか。あなたがより良い選択をするためのポイントを、サイルビジネス学院 学院長の松下がお伝えします。

目次[非表示]

  1. 1.通信制高校の転入で後悔する4つの理由
    1. 1.1.勉強の計画や自己管理が大変
    2. 1.2.クラスメイトとの交流が少ない
    3. 1.3.授業だけで大学受験がカバーしきれない
    4. 1.4.通信制高校にマイナスイメージを持つ人もいる
  2. 2.通信制高校に転入する4つの魅力
    1. 2.1.自分のペースで学習できる
    2. 2.2.自由な時間が多く、やりたいことができる
    3. 2.3.働きながら高校卒業資格が取得できる
    4. 2.4.実用的で専門的な学習ができる
  3. 3.通信制高校の転入を後悔しない5つのコツ
    1. 3.1.通信制高校に転入する理由を明確にする
    2. 3.2.学びたい分野の学習ができるか確認する
    3. 3.3.学習方法・サポート方法を確認する
    4. 3.4.スクーリングの回数や登校場所に無理はないか確認する
    5. 3.5.資料請求・学校見学は必ず行う
  4. 4.まとめ

通信制高校の転入で後悔する4つの理由

転入するかどうかを決める前に「通信制高校に入って後悔した人はどんな理由で後悔したのか」を考えましょう。理由を知れば、転入がより良い選択になるのかどうか分かるからです。

ここでは、通信制高校の転入で後悔する主な理由として以下4つをご紹介します。​​​​​​​

通信制高校の転入で後悔する4つの理由

勉強の計画や自己管理が大変

通信制高校の多くはスクーリング日が少なく、自身で勉強の計画・自己管理を行う必要があります。

周りに強制されない環境で必要な単位を取得することは、簡単ではありません。自己管理ができず、勉強を計画通りに進められないと、後悔することになるでしょう。

クラスメイトとの交流が少ない

通信制高校のスクーリングは毎日通学するものではなく、週5日通学する全日制と比較してクラスメイトと交流できる機会が少ないです。そのため、人間関係がうまく築けない可能性があります。

check通信制高校で人間関係を充実させるコツ

  • 部活やアルバイトなどの課外活動に参加
  • スクーリング日数の多い通信制高校に転入
  • 生徒交流のイベントが多い通信制高校に転入

ただし、人間関係に疲れて通信制高校に転入する方にとって、クラスメイトとの交流が少ないことが魅力に映る場合もあるでしょう。

授業だけで大学受験がカバーしきれない

通信制高校の学習内容は全日制高校よりも簡単なことが多く、大学受験対策まで行き届かない場合があります。

そのため、大学進学を目指す方は「通信制高校の勉強では物足りない」と感じるかもしれません。

check通信制高校で大学進学を目指すためのコツ

  • 進学サポートが手厚い通信制高校に転入
  • 通信制高校に併せて、学習を支援するサポート校にも入学

通信制高校にマイナスイメージを持つ人もいる

メジャーな選択肢になりつつある通信制高校ですが、マイナスのイメージを持っている方も存在します。

通信制高校の検索ポータルサイトを運営するクリスク社が2021年12月に行った調査によると、全体の半数以上の方は通信制高校のイメージが「良くない」「あまり良くない」と回答しています。(出典:『通信制高校のイメージ、20代以下は良い印象を持つ割合が高め【クリスク調査】』EdTechZine)

詳細に見ると、10代・20代からの印象は良いものの、それ以上の年代の方はマイナスのイメージを持っているようです。

しかし、通信制高校の就職率は全日制高校とほぼ変わらないといったデータもあります。これは、社会からは全日制と変わらない評価がされると捉えることができます。そのため、転入する目的が明確であれば、有力な選択肢と言えるでしょう。

また、通信制高校に対してマイナスのイメージを持っている方が周りにいる場合、自分の明確な意思や目的を表明できるようにすることが大切です。

通信制高校に転入する4つの魅力

一方、「通信制高校に転入して良かった」という声があることも確かです。

通信制高校を選んで良かったと考える人はどんなことに魅力を感じているのでしょうか。ここでは、通信制高校に転入する魅力として以下4つをご紹介します。

通信制高校に転入する4つの魅力

自分のペースで学習できる

通信制高校に転入することで、自分のペースで学習が進められます。

自宅学習がメインなので、自分の生活に合わせた時間帯に勉強に取り組むことが可能。また、苦手教科に時間を多めに充てるなど、時間配分も自分で決められます。

一方、全日制高校では時間割通りに授業が進みます。このため、分からなかった問題は帰宅後に時間を取って勉強しなくてはいけません。この点を負担に感じる人もいるでしょう。

また、通信制高校の多くは必要単位数を満たすことが卒業条件の1つ。そのため、3年ではなく4年、5年かけて卒業を目指せる点も特徴です。

単位の習得に時間がかかる方でも、自分のペースで着実に勉強すれば、高卒資格が取得できるでしょう。

サイル生山上さんの時間割
サイルビジネス学院高等部に通う生徒
1日のスケジュール

自由な時間が多く、やりたいことができる

通信制高校はスクーリングを除き、通学時間が不要。また、スケジュールを柔軟に組みやすく、やりたいことに時間を充てられます。

将来の夢や取得したい資格がある方は、勉強と両立しながら目標に向かうことが可能。夢や目標の実現と並行して高校卒業資格が取得できる点は、通信制高校の魅力です。


▲サイルの時間割(例)。
高卒資格取得に必要な時間は1時間30分程度。

「授業以外の時間は、趣味を楽しんだり、英語、韓国語、ドイツ語を勉強。」充実した1日を過ごす事例

働きながら高校卒業資格が取得できる

家庭の事情で働く必要がある方もいるでしょう。通信制高校なら仕事と両立して高校卒業資格の取得が可能です。

先述の通り、通信制高校は自宅学習がメインで、スクーリングは土日や短期集中での実施が多いです。そのため、仕事を休まずに勉強を続けられます。

check通信制高校のスクーリング日数例

  • N高等学校:年間7日程度
  • 飛鳥未来高等学校:年間20日程度(コースによる)
  • 八洲学園大学国際高等学校:年間7日間

実用的で専門的な学習ができる

専門的な知識が学べるカリキュラムを提供している通信制高校もあります。すでに将来の夢があるなら、夢の実現に必要な知識・スキルを身に付けられるでしょう。

check専門的なカリキュラムの例

  • 起業・ビジネス
  • IT・プログラミング
  • 芸能 など

高校時代に専門的な知識・スキルを習得すれば、卒業後にはすぐに社会で活躍できるでしょう。

「開業届けを出し、本格的に起業に向けた準備をはじめました。」実践を通して専門的な学びと経験を得る生徒事例

通信制高校の転入を後悔しない5つのコツ

通信制高校のメリットを知っても、「学校選びを失敗したらどうしよう」「入ってから後悔するかもしれない」という不安はあるかもしれません。

通信制高校への転入を考えている方は、以下に紹介する以下5つのコツを参考にしてみましょう。

	通信制高校の転入を後悔しない5つのコツ

通信制高校に転入する理由を明確にする

あなたは、なぜ通信制高校への転入を考えているのでしょうか。転入する理由を明確にすることで、その理由にぴったりの高校を探せるでしょう。

  • 自分の夢や目標を実現したい
  • 心身への負担を軽減したい
  • 働きながら高校卒業資格を取得したい

どれだけ考えても理由が明確にならないのであれば、まだ転入はしない方がいいかもしれません。転入は人生に関わる大きな決断なので、じっくりと時間をとって考えましょう。

学びたい分野の学習ができるか確認する

転入先の通信制高校で、学びたい分野の学習ができるのか確認しましょう。

また、カリキュラムの内容確認も大切です。思い描いていたカリキュラムと実際の授業内容に差があると、入学後に後悔する要因となります。

学びたい分野の学習を、学びたいと思えるカリキュラムで提供されているか。この点を徹底的に調べましょう。

学習方法・サポート方法を確認する

自分に合った学習方法・サポートを提供している通信制高校を選ぶことで、充実した学校生活が送れるでしょう。

check学習方法の例

  • 教科書を使った学習
  • オンラインテキストや動画授業を使った学習

checkサポート方法

  • 電話
  • チャットツール
  • テレビ電話(Zoomなど)
  • 個別面談

例えば、勉強に苦手意識がある方は、学習サポートが充実した通信制高校を選ぶことがおすすめです。

また、仕事と掛け持ちで出勤時間に授業を受けたい方は、オンライン学習ができる学校にすると捗るでしょう。

スクーリングの回数や登校場所に無理はないか確認する

通信制高校は学校によって、スクーリングの回数・登校場所は異なります。そのため、転入後も無理なくスクーリングができるかどうか、事前に確認しましょう。

登校日数が多いスクーリングが難しい場合、短期集中型のスクーリングがおすすめです。

また、年に数回の場合は問題ないですが、頻繁なスクーリングを要する場合は、通学に負担がない場所に校舎があるか確認しましょう。

資料請求・学校見学は必ず行う

転入先の候補となる通信制高校が複数ある場合はもちろん、1つに絞れた場合でも資料請求・学校見学は行いましょう。

資料には、学校のホームページには載っていない情報まで記載されていることが多いです。また、学校見学では自分が学ぶ環境を知ることができ、体験授業や先生との話ができる場合もあります。

学校の情報を少しでも多く集められれば、入学後に思わぬところで後悔することを防げます。

まとめ

通信制高校への転入で後悔しないために「なぜ転入したいんだろう?」と理由を明確にするところから始めましょう。

今の環境に馴染めず焦って転入をしても、改善されるかどうかは分かりません。しかし、「何が辛くて、どうなればよいのか」が分かれば、きっと後悔しないでしょう。

そして、通信制高校への転入がより良い判断だと思えるなら、自分を信じて環境を変えてみましょう。

(デザイン:山本 香織)

「もしサイルに転校したら」を読む

この記事を書いた人

松下 雅征/Matsushita Masayuki

サイルビジネス学院高等部 学院長

東京都出身。早稲田実業学校高等部を主席卒業後、早稲田大学政治経済学部へ入学。在学中に受験相談サービスを立ち上げ、累計3万人以上の高校生に大学生との相談機会を提供。卒業後は教育系上場企業に入社。新規事業のマーケティング部門立ち上げを担当。2020年、コンサルティング会社の才流に入社。経営強化や新規事業開発を担当。2022年、同社の子会社として株式会社サイルビジネス学院を設立し、代表取締役に就任。高校生からのビジネス入門学校「サイルビジネス学院高等部」の経営に従事。
@msykmatsushita

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