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高1で通信制高校へ編入できる?制度やメリット、注意点を解説

【記事を読むのにかかる時間】 3分


高1でも通信制高校に編入できる?

学校を一度中退しても将来的に不安はない?

このように考えてはいませんか。

編入とは、今の学校を辞めて他の学校に入学すること。メリットや注意点を正しく理解し、本当に高校を編入すべきか判断することが大切です。

 学院長 松下

本記事では、高1での通信制高校への編入について、サイルビジネス学院 学院長の松下が紹介します。

高1で学校を中退・再入学するメリット、デメリットも紹介しているためぜひ参考にしてください。

【2022年度版】全国から通える!おすすめ通信制高校3選 を読む

目次[非表示]

  1. 1.高1で通信制高校への編入はできない。再入学ならできる。
    1. 1.1.通信制高校への再入学の条件
    2. 1.2.単位の引継ぎはできない
  2. 2.高1で通信制高校へ編入(再入学)|5つのメリット
    1. 2.1.メリット1. 今の悩みが解決される可能性がある
    2. 2.2.メリット2. 自分の人生についてゆっくりと考える期間になる
    3. 2.3.メリット3. 学校生活を再スタートできる
    4. 2.4.メリット4. 興味ある分野を学べる
    5. 2.5.メリット5. 就職・進学も不利になりにくい
  3. 3.高1で通信制高校へ編入(再入学)|5つの注意点
    1. 3.1.注意点1. 悩みが解決するとは限らない
    2. 3.2.注意点2. 同学年と一緒に卒業ができない
    3. 3.3.注意点3. 高1での精神的変化で学校を辞めたいと感じているかもしれない
    4. 3.4.注意点4. 高1での編入(再入学)は「高校中退」の経歴になる
    5. 3.5.注意点5. 大学進学を目指すなら高卒認定試験も選択肢となる
  4. 4.まとめ

高1で通信制高校への編入はできない。再入学ならできる。

高1で学校を中退して通信制高校へ編入することはできません。編入は高2以上の方が使える制度だからです。

しかし、今の学校を辞めて新1年生として再入学はできます。

高2まで待って編入するのか、高1で学校を辞めて他の学校に入るのか。この点について検討するためにも、まずは再入学の制度について理解しましょう。

通信制高校への再入学の条件

高1で学校を中退し通信制高校へ再入学するには、中3と同じ入学手続きを踏む必要があります。

通信制の入学条件を事前に確認しましょう。

check入学条件

  • 15歳以上で中学校を卒業している、もしくは卒業同等の学力がある
  • 高校を卒業済みではない
  • 入学試験に合格する
  • 高校が定める都道府県内に住所がある

特に住所の確認が必要。自分の住所が入学条件を満たすのかは最初に確認してください。

単位の引継ぎはできない

通信制高校への再入学の場合、単位の引継ぎはできません。

一般的に、全日制高校では進級時に単位を修得するので、高1の段階で修得している単位がないからです。

もし今が高1の3学期など学年の後半なのであれば、高2への進級まで待って単位修得後に編入するのが得策です。

高1で通信制高校へ編入(再入学)|5つのメリット

高1で通信制高校へ編入(再入学)する5つのメリット

高校を編入することにマイナスのイメージを持つ方もいるかもしれません。

しかし学校を変えれば今の悩みが解消し、高校生活がより充実する可能性があります。

ここでは、高1で通信制へ編入(再入学)するメリットを5つ紹介します。

メリット1. 今の悩みが解決される可能性がある

通信制高校は学習の進め方や人間関係が全日制高校とは違います。全日制が合わないと感じた方でも、充実した高校生活を送れるかもしれません。

特に人間関係・学習進度・生活リズムが原因の悩みは、通信制で改善する可能性があります。

check悩みが改善する理由

  • 人間関係:登校日数が少ない。自分で登校頻度を決められる通信制もある
  • 学習進度:自主学習が基本。苦手な分野に時間をかけられる。
  • 生活リズム:自分で学習開始時間を決められる。ただし自己管理が必要。

メリット2. 自分の人生についてゆっくりと考える期間になる

再入学・編入の場合、再入学までに空白期間があります。

その間に、自分の人生についてゆっくりと考えることができます。

「将来どうしたいか」「通信制高校では何をするか」を明確にできれば、再入学後はやる気に満ち溢れた状態で勉学などに励めるでしょう。

メリット3. 学校生活を再スタートできる

高1からの再入学なら、周りとの遅れもたった1年。気持ちを一新して高校生活をスタートできるでしょう。

ちなみに通信制高校は50%以上が編入生・転入生です。

同じような立場の同級生や先輩もいるので、人間関係も作りやすいかもしれません。

メリット4. 興味ある分野を学べる

通信制高校の中には専門的な授業を行う学校もあります。

将来の夢が決まっている場合、通信制の方が学びたい内容が学べるでしょう。

check専門的な授業の例

  • ビジネス
  • プログラミング
  • 芸能
  • 美容
  • eスポーツ

メリット5. 就職・進学も不利になりにくい

「通信制高校は進学や就職で不利になる」というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実際はそうではありません。

確かに、文部科学省の学校基本調査によれば、通信制は全日制と比較して進学率が低くなっています。

check大学進学率

  • 全日制:57.4%
  • 全日制:19.5%

抜粋:令和3年度学校基本調査 卒業後の状況調査・文部科学省

これは、通信制では高校卒業に必要な学習だけを行っているためです。

しかし、私立の通信制の中には進学サポートが充実している学校も多いです。

指定校推薦枠を有している場合もあるため、学校の実績やサポート内容を確認しましょう。

また、同じく文部科学省の「学校基本調査」によれば、就職率は全日制高校と大きく変わりません。

check就職率

  • 全日制:15.3%
  • 通信制:16.0%

抜粋:同上

高1で通信制高校へ編入(再入学)|5つの注意点

高1で通信制高校へ編入(再入学)する5つの注意点

高1で学校を中退して別の高校に再入学するなら注意すべき点があります。

注意点を理解していないと、再入学後に後悔する可能性があるため正しく理解しましょう。

注意点1. 悩みが解決するとは限らない

通信制高校に再入学しても、今の悩みが解決するとは限りません。

今の悩みは本当に「学校が原因」なのか見極める必要があります。

学校に原因がないのであれば、高校を変えても悩みは消えないでしょう。

まずは、何が原因で悩んでいるのかを明確にすることが大切です。

注意点2. 同学年と一緒に卒業ができない

他の学校に再入学した場合、同学年と一緒に卒業ができなくなります。

通信制高校の卒業要件の1つに「3年以上の在席」があるため、いくら単位を修得しても2年での卒業はできません。

ただし高2への進級まで待って他の学校に「転入(転校)」すれば、卒業が遅れない可能性もあります。

同級生と同じ年度に卒業したいのであれば、転入も検討しましょう。

注意点3. 高1での精神的変化で学校を辞めたいと感じているかもしれない

今「他の学校に移動したい」と感じるのは、一時的なものかもしれません。

高校生は精神的にも大きく成長する時期なので、気持ちが不安定になり「この状況から抜け出したい」と感じる人も少なからずいるでしょう。

今は辛いかもしれませんが、自分の心と向き合って編入や再入学が本当に求めていることなのかを考えてみましょう。

注意点4. 高1での編入(再入学)は「高校中退」の経歴になる

高1で学校を中退して再入学すると履歴書上では「高校中退」の経歴になります。

進学時や就職時の面接で中退の理由を聞かれる可能性も。そんな時、きちんと答えられるだけの理由があれば、再入学をしても後悔はないでしょう。

注意点5. 大学進学を目指すなら高卒認定試験も選択肢となる

大学進学をしたい方は、高卒認定試験も1つの選択肢。高卒認定試験に受かっていれば高校を卒業せずとも大学受験が可能だからです。

高卒認定試験は満16歳であれば、誰でも受験できます。

ただし試験に合格しても高校卒業資格は得られないので注意。もし大学や専門学校を卒業しなければ、学歴は中卒扱いです。

大学受験の対策は別途必要ですが、高校が合わない人にとっては有力な選択肢となるでしょう。

まとめ

高1で学校を変える選択肢として、編入の他にも「転入」があります。

転入は学校を辞めずに他の学校に転校すること。私立の通信制の場合はいつでも入学できる学校もあり、再入学までの余白期間がありません。

すぐに学校を変え、新たな環境で頑張りたいという方は転入も検討してみましょう。

(デザイン:山本 香織)

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この記事を書いた人

松下 雅征/Matsushita Masayuki

サイルビジネス学院高等部 学院長

東京都出身。早稲田実業学校高等部を首席卒業後、早稲田大学政治経済学部へ入学。在学中に大学受験相談サービスを立ち上げ、卒業後は教育系上場企業に入社。2020年、コンサルティング会社の才流に入社。経営強化や新規事業開発を担当。2022年、同社初の子会社としてサイルビジネス学院高等部を運営する株式会社サイルビジネス学院を設立し、代表取締役に就任。著書「13歳からの進路ガイド(仮)」を2023年に刊行予定(すばる舎)。
@msykmatsushita

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