
「通信制高校に通いたい」と言われた親の気持ち|伝えるべき6つの魅力
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「通信制高校に通いたいって言ったら、親はどんな気持ちだろう」と不安を感じていませんか。
親に話をする前に「なぜ通信制高校に通いたいのか」「通信制高校にはどんな魅力があるのか」を整理しておくと、気持ちが伝わりやすくなります。
通信制のサイル学院長
本記事では、「通信制高校に通いたい」と言われた親の気持ちを、1児の父であり、通信制のサイル学院高等部 学院長でもある松下が解説していきます。 また、親に伝えたい「通信制高校の魅力」についても紹介するので、参考にしてください。 |
「通信制高校に通いたい」と言われた親の気持ち
高校生の9割以上が全日制高校に通っており、通信制高校が一般的な選択とはまだまだ言い難いです。
そのため、通信制高校への通学について「親が心配するかもしれない」と不安に思うかもしれません。
ここでは、親が持ちうる不安な気持ちを解説していきます。
自分で学習を進められるか
通信制高校は自学自習が基本。
自分で計画を立て、レポートと呼ばれる課題を期限までに提出し、テストを受け、単位を修得していきます。
全日制高校のように決められた時間割がないため、自己管理ができるか心配な親もいるでしょう。
友達ができるか
一般的な通信制高校は通学回数が少なく、友達と顔を合わせる機会が稀になりがちです。
そのため、友達ができるか心配に思う親もいるかもしれません。
友達がいること、多いことが絶対的な正解ではないです。
しかし、親心として「人と交流してほしい」、「友達を作ってほしい」と感じる人は少なくないでしょう。
学費はどのぐらいかかるのか
親にとって学費は大きな関心ごとです。
しかし、HPを見ても総額が分かりづらいことも多く、「通信制高校に通ったらどれくらいの費用がかかるのだろう」という不安はなかなか解消されません。
通信制高校の学費は高い?公立・私立の費用比較|学費を抑える制度も解説
進学や就職はできるのか
通信制高校の進路未定率(卒業生全体における卒業後の進路が決まっていない割合)は、全日制高校と比べると高いです。
学校 |
進路未定率 |
通信制高校(広域) |
68.2% |
全日制・定時制高校(都立) |
9% |
出典:文部科学省「高等学校通信教育の現状について」・東京都教育委員会「3 高等学校卒業者(全日制及び定時制)の進路状況」
通信制高校の進学・就職事情にネガティブな印象を持っている親からすると「通信制高校に通いたい」という言葉に不安を感じてしまうでしょう。
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親の不安な気持ちを解消する通信制高校の魅力6つ
自分自身の進路なのですから、親に反対されたからといって諦める必要はありません。
とは言え、親には理解してもらい、背中を押して貰える方が良いでしょう。
ここでは、親の不安な気持ちを少しでも解消するために、通信制高校の魅力を6つにまとめました。
「通信制高校に通いたい」と伝える際には、これらの魅力も一緒に伝えてみてください。
魅力1. 個別指導が受けられる
個別指導が受けられる通信制高校があります。
学習に不安があっても、個別指導なら充実した支援が受けられるので安心です。
学校名 |
特徴 |
サイル学院高等部 |
自宅から徒歩0分のバーチャル校舎で学べる学校。 月あたり19800円(税込21780円)で高校卒業資格はもちろん、進学・就職・起業まで個別サポート |
おおぞら高校 |
午後から通える「個別指導コース」 |
つくば開成高校 |
学習センターで個別指導が受けられる |
魅力2. オンラインで質問できる
オンラインでの学習支援が充実している通信制高校も多いです。
家にいながら疑問点を解消でき、学習がはかどります。
学校名 |
特徴 |
サイル学院高等部 |
高校卒業のレポート指導から就活対策・起業支援まで個別サポートを受けられる。自宅から徒歩0分のバーチャル校舎で学べるから、全国から通学できる |
一ツ葉高校 |
メール・電話・SNSなどで担任に質問できる |
ルネサンス高校 |
1回60分のオンライン個別指導 |
魅力3. カウンセラーに相談できる
カウンセラーに相談ができる通信制高校もあります。
普段の生活や学習、進路に関する不安を話せる場があると、心の健康を保ちながら学校生活を送れます。
学校名 |
特徴 |
飛鳥未来きずな高校 |
全担任が「不登校対応カウンセリング基礎・非行対応カウンセリング基礎」の資格保有 |
ID学園高校 |
対面・電話でスクールカウンセラーに相談できる |
ルネサンス高校 |
東京・大阪・愛知(名古屋・豊田)の3か所にカウンセリングルームを設置 |
魅力4. 親向けの情報提供がある
定期的に親向けの情報を発信してくれる通信制高校もあります。
他にも、オンライン上で親が学習進捗や成績、連絡事項を確認できたり、親同士が交流できる場を設けていたりする学校も。
学校生活に不安を覚える親も、密に連絡を取ってくれる学校なら安心できるでしょう。
学校名 |
特徴 |
第一学院高校 |
学習管理システムでレポートの進捗を確認・担任への連絡ができる |
星槎国際高校 |
定期的に保護者会、保護者面談を実施 |
YMCA学院高校 |
学習状況を定期的に郵送で報告 |
魅力5. キャリア支援が充実している
進路情報の提供、キャリア教育、進路指導教員のサポートなど、キャリア支援が充実した通信制高校もあります。
また、専門コースで知識・技術を身に着けたり、資格が取れたりする学校も。
目的意識が明確なら、通信制高校に通いたいという気持ちを親に理解してもらえるでしょう。
学校名 |
特徴 |
サイル学院高等部 |
社会で活躍する先輩と対話できる「課外授業」 自宅から徒歩0分のバーチャル校舎で、キャリアの専門家に進学・進路相談できる |
NHK学園高校 |
オンラインで進路情報を発信 |
ヒューマンキャンパス高校 |
40分野、100職種に対応した専門教育が学べる |
魅力6. 大学進学も目指せる
大学受験コースがある通信制高校も。
受験に特化した学習支援を受ければ、大学進学も目指せます。
また、予備校と連携して受験ノウハウを学べたり、指定校推薦枠を保有していたりする学校もあります。
学校名 |
特徴 |
サイル学院高等部 |
優秀な講師陣が志望校合格を個別サポートする「生徒限定のオンライン個別指導塾」 提携校が持つ全国350校以上の「指定校推薦」 4か国100校以上の「海外大学協定校推薦」 |
わせがく高校 |
早稲田予備校の授業料免除(全日型のみ) タブレットで予備校の授業を視聴できる |
トライ式高等学校 |
大学受験に特化した「特進科」 オーダーメイドカリキュラムの作成 難関大受験の専門スタッフに相談できる |
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「通信制高校に通いたい」と親に話す前にやるべきこと
親に気持ちを伝える際には、自分自身の言葉で話せるようにしましょう。
うまく自分の気持ちを伝えるには、前もって準備が必要です。
最後にどういった準備をしておくとよいか、お話します。
通信制高校の情報収集
自分が通いたい通信制高校を前もって決めておき、親に具体的な説明ができるよう情報を集めましょう。
学校の資料やHPなどを読めば、特徴、メリットやデメリット、サポート体制などについて理解できます。
また、私立の通信制高校は、公立よりも学費が高額です。そのため、年間にかかる費用をしっかり調べておきましょう。
ただし、国の就学支援金、自治体や民間団体の奨学金などの制度を利用することで、学費は大幅に軽減できます。
この点も一緒に伝えることで、学費に対する不安を軽減できるでしょう。
通信制高校に通いたい理由をまとめる
その学校に進学する理由やメリットを明確に伝えられるよう、まとめましょう。
理由の例
- 学びたい専門科目がある
- 自分のペースで生活が送れる通学スタイル
- 自分に合った学習サポートがある など
「なぜ通いたいか」を整理して伝えれば、受け入れてもらいやすくなるでしょう。
親の不安をどう解消するかを考える
親が持つであろう不安な点について、具体的な回答や解決策を用意しておきましょう。
不安に対する解決策の例
- 友達ができるか:学校行事やクラブ活動など交流の場があることを伝える
- 自分で勉強ができるか:個別カリキュラム作成、個別指導などの学習支援について伝える
- 進学できるか:その学校の合格実績を提示、進学支援の内容について伝える
親の不安に真剣に向き合い、解決策を共有すると、通信制高校に通うのは前向きな選択だと思ってもらえるでしょう。
まとめ
「通信制高校に通いたい」と親に伝えると、もしかしたら反対されるかもしれません。
多くの場合、あなたの将来を心配しているからこそ、親は不安に思うのです。
まずは、自分自身の「通信制高校に通いたい」という気持ちを深掘りすること、そして自分で公式サイトを見たり、資料請求をしたりして情報を集め、自分の決定に後悔がないようにしましょう。
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(デザイン:山本 香織)